ブラジルの名曲をポルトガル語で理解する Mais Uma Vez

ブラジルの伝説的ロックバンド、Legião Urbanaの名曲「Mais Uma Vez」の歌詞を日本語訳を付けて紹介します。

とてもいい曲なので歌詞を知っておくと、また全然感じ方が変わってくると思います。ではさっそく見ていきましょう。

ブラジルの名曲「Mais Uma Vez- Legião Urbana」の歌詞

曲の歌詞を訳すのには語学力以上にかなりのセンスが必要です。自然に訳せば訳すほど日本語では意味不明なものになり、また直訳すれば意味は分かるけれども、不自然になるという結果が待っています。

これは語学を勉強するうえで全てのことに言えますが、一番いいのは日本語に訳さずにポルトガル語のままで理解することです。

ここでは独断と偏見の基に翻訳をさせてもらいます。ところどころ解釈が間違っているかもしれませんが、この歌を聴いた人それぞれが自分の解釈で自分流に歌詞を感じれたらいいと思っています。

Mas é claro que o sol
Vai voltar amanhã
Mais uma vez, eu sei

明日になればもちろん陽はまた昇る
 改めて分かったんだ
Escuridão já vi pior
De endoidecer gente sã
Espera que o sol já vem
まともな人々を狂気に陥れるこれ以上の暗闇だって見てきた
もうすぐ陽が昇るからじっと待つんだ
Tem gente que está
Do mesmo lado que você
Mas deveria estar do lado de lá
Tem gente que machuca os outros
Tem gente que não sabe amar
一見、君の側にいるように見えて
本当は向こう側にいるべき人間がいる
他人を傷つける人間もいるし
愛することが何かを知らない人間もいる
Tem gente enganando a gente
Veja nossa vida como está
Mas eu sei que um dia
A gente aprende
人を騙す人間だっている
僕らの人生がどんなものか見てごらん
それでもいずれは誰もが学ぶんだ
Se você quiser alguém
Em quem confiar
Confie em si mesmo
Quem acredita
Sempre alcança
もし誰か信用できる人が欲しかったら
まずは自分自身を
信用することだよ
信じる者は
必ず成し遂げられる
Mas é claro que o sol
Vai voltar amanhã
Mais uma vez, eu sei
Escuridão já vi pior
De endoidecer gente sã
Espera que o sol já vem
明日になればもちろん陽はまた昇る
改めて分かったんだ
まともな人々を狂気に陥れるこれ以上の暗闇だって見てきた
もうすぐ陽が昇るから、じっと待つんだ
Nunca deixe que lhe digam:
Que não vale a pena
Acreditar no sonho que se tem
Ou que seus planos
Nunca vão dar certo
Ou que você nunca
Vai ser alguém
夢を信じるなんて価値のないことだ、
どうせ計画なんて上手くいくわけないし、
いつになってもお前は何者にもなれない、
なんてことを誰にも言わせちゃいけない
Tem gente que machuca os outros
Tem gente que não sabe amar
Mas eu sei que um dia
A gente aprende
他人を傷つける人間がいるし、
愛することが何かを知らない人間もいる
それでもいずれは誰もが学ぶんだ
Se você quiser alguém
Em quem confiar
Confie em si mesmo!
Quem acredita sempre alcança!
もし誰か信用できる人が欲しかったら
まずは自分自身を信用するんだ
信じる者は必ず成し遂げられる

Quem acredita sempre alcança!

Quem acredita sempre alcança!

Quem acredita sempre alcança!

Quem acredita sempre alcança!

Quem acredita sempre alcança!

Quem acredita sempre alcança!

Quem acredita sempre alcança!

信じる者は必ず成し遂げられる

信じる者は必ず成し遂げられる

信じる者は必ず成し遂げられる

信じる者は必ず成し遂げられる

信じる者は必ず成し遂げられる

信じる者は必ず成し遂げられる

信じる者は必ず成し遂げられる

 

この曲はバンドLegião Urubana の「Mais Uma Vez」という曲です。ボーカルのヘナト・フーソは1996年にエイズのため36歳の若さでこの世を去りましたが、未だにブラジルでは多くの人に語り継がれる伝説のミュージシャンです。中高年だけでなく、若い人にも絶大な人気を誇っている彼の曲はやはりその普遍的な歌詞が魅力だといえます。

題名を直訳すると、「もう一度」、「再び」という意味になりますが、歌詞の中では「改めて」と訳してみました。自分が訳したのを見てみると、歌詞の場合、現在形を過去形にしたりと時勢自体を変えないと日本語ではしっくりこないことが多いのがわかります。また、「mas (しかし)」などの単語は場合によっては省いたほうが響きがいいように思います。

この歌詞の中には「gente」、「a gente」、「você」、「eu」などの主語が登場します。主語も日本語にはあまり必要ないので省いた箇所が多かったです。 「gente」と「a gente」はほとんど同じ様な感じがしますが、「gente」は人々、「a gente」は私たちという意味で使い分けています。ただ、「a gente」も訳す時は「私たち」ではなくもっと広い範囲の「誰もが」としてみました。

サビの「Quem acredita sempre alcança!」は、直訳すると、「信じる人はいつだって到達できる」となりますが、「信じる者は必ず成し遂げられる」とアレンジしてみました。

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