ポルトガル語の同音異義語の種類と使い方

日本語には読み方は同じでも意味が違う言葉、同音異義語(homógrafo)がたくさん存在します。

特に読み方は同じでも漢字が違う同音異字(homófono)の言葉が多くありますが、ポルトガル語にも少なからず存在します。これが結構間違いやすかったりするのでここで解説します。

ポルトガル語にはスペルと発音が全く同じだけれど意味が違う、「homôgrafo」、あるいは「homônimo」とスペルが違うけど発音が同じで意味も違う「homófono」の二種類あります。

特に種類の違いを覚える必要はありません。ただ、それぞれの意味の違いを頭に入れておきましょう。

ポルトガル語の同音意義語 homógrafa

manga

A manga da camisa é curta. シャツの袖は短い
A manga é uma fruta saborosa. マンゴーは美味しいフルーツだ。

*mangaには果物の「マンゴー」と服の「袖」という意味があります。

sede

Estou com sede. のどが渇いている。

A sede da Olimpíada de 2016 será o Rio de Janeiro.2016年五輪の開催地はリオデジャネイロだ。

*sedeには「のどの渇き」と「開催場所」という意味があります。

canto

Estou fazendo aula de canto. 私は歌のレッスンをしています。

No canto da parede tem um buraco grande. 壁の隅に大きな穴がある。

*cantoには「歌」と「隅」という意味があります。

cabo

O cabo do martelo é longo.  そのハンマーの持ち手は長い。

O navio atravessou o Cabo da Boa Esperança. 船はボア・エスペランサの岬を渡った。

*caboには「持ち手」と「岬」という意味があります。

ポルトガル語の動詞と名詞の同音意義語homógrafa

colher

Por favor me passa a colher. スプーンをとってください。

Durante verão podemos colher os frutos das plantas. 夏になると、植物から実が収穫できます。

*colherには名詞の「スプーン」という意味と、動詞の「収穫する」という意味があります。

são

Eles são americanos. 彼らはアメリカ人だ。

São  Pedro nasceu em Betsaida.  聖ペドロはベツサイダで生まれた。

*sãoには動詞3人称複数の「~である」という意味と「聖人」という意味があります。

rio

Rio Amazonas é um dos maiores rios do mundo. アマゾン川は世界で最も大きい川のひとつです。

Eu rio muito quando falo com Roberto.  ホベルトと話すとき私はよく笑います。

rioには動詞1人称単数の「笑う」という意味と「川」という意味があります。

ポルトガル語の同音異字動詞 homófono

acender(火をつける) – ascender(上昇する)
coser (縫う)-  cozer (焼く、料理する)
consertar (修理する)–  concertar (調和させる、整える)
tachar (非難する)– taxar(料金を課す)
apreçar (値をつける) – apressar (急がせる)
caçar (狩りをする) – cassar (停止する、止める)
cerrar (閉める) – serrar (のこぎりで切る)
espirar (呼吸する) – expirar (期限が切れる)
espiar (スパイする、監視する) – expiar (刑を受ける、責任を負う)

ポルトガル語の同音異字名詞 homófono

censo(国勢調査)– senso (センス、判断)
seção(セクション)– sessão (セッション)
sexta (金曜日)- cesta (かご) - sesta (休憩)
cem (百)- sem (なし、抜き)
acento (アクセント)- assento (座席)
conselho (助言)- concelho (自治体)
chá(お茶) – xá(イランの王の称号)
cheque (小切手)– xeque (チェスの王手)
hera (植物のツタ)- era (時代)

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