ブラジルレアルについてあなたが知らない10のこと

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ブラジルの通貨といえば「レアル」ですが、実はレアルには面白いこぼれ話がいくつかあります。今回はポルトガル語の文章と共にブラジルレアルについてあなたが知らないことを紹介していきます。

ブラジルレアルにまつわる10のエピソード

1、 O que significa “real”?   「レアル」の意味は?

「real」はポルトガル語で「国王」、「王室」といった意味を持ちます。英語の「royal ロイヤル」に当たる言葉です。

解説

O que significa~?で「~の意味は?」という質問文になります。

2, É a segunda vez que o Brasil adota o real.  ブラジルがレアルを採用するのは2回目

ブラジルでは1790年、当時ポルトガル植民地だったときから、独自通貨「レアル」を採用し、独立した後も1942年まで使われていました。このときのレアルは旧レアル、あるいはレイスと呼ばれたりします。現在の新しいレアルが採用されたのは1994年7月1日から。すでに20年以上ブラジルはレアルを使用しています、

解説

É a segunda vez que ~で「~するのは二回目だ」というフレーズになります。

3、 O real já foi utilizado por muitos países.   レアルは他の多くの国でも使われていた

もともとポルトガルの通貨だったレアルは、ポルトガル植民地の全域に渡って長年使用されました。また、それ以外でも14世紀半からスペインやスペイン植民地でも使われていました。

解説

~foi utilizado por~で「~は~によって使われた」という受動態の文章になります。

4、O Brasil trocou de moedas sete vezes em pouco mais de 70 anos. ブラジルは過去70年弱で7回通貨を変えた

ブラジルは1942年にレイス(旧レアル)からクルゼイロに変わったのを皮切りに、クルゼイロ・ノーヴォ、クルザード、クルザード・ノーヴォ、クルゼイロ、クルゼイロ・レアル、レアルの順で次々と通貨を変えていっています。ちなみに日本は1871年から現在に至るまでずっと円を使い続けています。

解説

trocar de ~で「~を変える」という意味になります。

5、Nota de R$1 pode valer cem vezes mais. 1レアル札は100倍の価値になる可能性がある

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数年前までは普通に流通していた1レアル札ですが、最近はめっきり目にしなくなりました。というのも2005年に1レアル札の生産は終了しているからです。そのため現在コレクターの間では1レアル札が通常15レアルから20レアル、保存状態やクオリティーによっては最大100レアルで取引されています。ちなみに市場にはまだ1億枚以上流通しているそうです。もし1レアルを持っている人は取っておいたほうがいいかも。

解説

pode valer~vezes maisで「~倍の価値になりうる」、「~倍の価値になる可能性がある」という意味になります。

6、Em 1994, era possível comprar um quilo de carne de frango com uma nota de R$1. 1994年には1レアルで鶏肉が1kg買えた

昔は1レアルで1kgの鶏肉か10個のフランスパンが買えたほどの価値がありました。しかし最近では物価の高騰もあり、1レアルでは缶コーラ1個も買えません。

解説

era possível comprar~で「(以前は)~を買うことができた」という意味になります。

7、A nota de dez reais produzida em 2000 era de plástico.  2000年に生産された10レアル札はビニールで出来ていた

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2000年にブラジルにいた人はご存知かと思いますが、この年には「ブラジル発見から500周年」の記念貨幣が発行されました。そのとき流通したお札が上の10レアル札。なんと紙ではなくビニール製だったのです。触り心地はまるで玩具のお金のようで、2006年には流通がストップしました。

解説

A nota de+数字で「~札」という意味になります。「A nota de 100 dólares」といえば「100ドル札」になります。

plásticoは「プラスティック」のほかに「ビニール」といった意味でも使われます。

8、As notas do real foram alvos de falsificadores. レアルのお札は(昔は)よく偽造の被害にあった

昔のレアル札は完成度が低かったため、偽造をする犯罪組織が後を絶ちませんでした。特に1レアル札と100レアル札の色が似ていたため、1レアル札を水で薄めてレイアウトを少し変えるだけで簡単に100レアル札が作れてしまったのです。このため中央銀行は1レアルのウォーターマークを変更するなどして対処しました。現在ではそれぞれの札の大きさも違うため、偽札はほとんど見られなくなりました。

解説

ser alvo de ~で「~のターゲットになる」、「~の的になる」、「~被害になる」などのニュアンスになります。

falsificadorは「偽造をする人」を意味します。

9、Em 1994, as moedas brasileira e americana estavam em paridade. 1994年、レアルと米ドルの価値は同等だった

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ブラジルレアルが採用された初年、1レアル=1米ドルでした。このせいで海外製品が安くなった一方で、質が低く高い国内製品は売れ残り、経済が悪化、失業率が跳ね上がりました。ちなみに当時のサンパウロの物価はニューヨークよりも高かったと言います。結局、1レアル=1ドルの固定相場制は数年で破綻し、1999年に平価切り下げが行われうえで変動相場制に変更されました。

解説

estar em paridadeで「同等である」、「同一である」、「類似している」といった意味になります。

10、Brasil tem outras moedas além do real.  ブラジルにはレアルのほかにも通貨がある

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ブラジルにはサビア、イバレ、マラカナン、イタ、アプアナ、カピヴァリ、コカウなどの地域通貨が81種類もあり、それぞれが中央銀行に承認されています。地域通貨は賛否両論ありますが、大半が地域の経済を活性化させるために採用されています。例えばカピヴァリが使われている、リオデジャネイロ州シウヴァ・ジャルジン市は人口わずか2万1000人の小さな村です。カピヴァリはこの市でしか使えないため、外部にお金が流れることなく市民がみんな市内でお金を使う、という流れができるそうです。

解説

além de~「~のほかに」、「~以外で」といった意味になります。

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