ブラジル旅行を最大限楽しむためにレンタカーを借りてみたのでその様子をレポートしたいと思います。
ブラジルで日本人がレンタカーを借りるためには普通免許、それとも国際免許が必要?
実はブラジルと日本の間では自動車免許の条約が結ばれていないため日本の免許でも日本で発行された国際免許でもブラジルでは運転してはいけないことになっています。
しかしながらサンパウロ州政府の公式サイトには次のような記述があります。
O estrangeiro poderá dirigir no território nacional sem a necessidade de emissão da carteira de habilitação brasileira pelo prazo máximo de 180 dias. Neste caso, deverá portar a carteira de habilitação estrangeira dentro do prazo de validade, acompanhada de documento de identificação. Após 180 dias de ingresso no Brasil, o motorista estrangeiro ou brasileiro habilitado no exterior que quiser continuar a dirigir deverá solicitar a emissão da carteira de habilitação brasileira.
「外国人はブラジル国内にてブラジルの免許書の発行なしに180日間運転することができます。その場合、外国(母国)の有効期限内の免許証と身分証明書を携帯すること。
ブラジル入国から180日以降は外国人、または海外に住むブラジル人が運転を継続するにはブラジルの運転免許証を発行する必要があります」
この法律を詳しく見ていくと、「ブラジルと条約や合意を結んでいる国の国民は~」という行があるんですが、サンパウロ州政府の公式サイトではその部分は省かれていますね。
実際のところどこの国民がOKで、どこがダメだという理解はほとんど浸透していないようでグレーゾーンではあるものの日本人でもレンタカーで車を借りることができちゃうようです。さすがブラジルは緩いですねぇ。
また、レンタカー会社によってもレンタカーを借りる条件は異なるようで、例えばMOVIDAの外国人が車を借りる条件は次のようになっています。
• Apresentar Passaporte e Carteira de Habilitação originais e válidos;
• Apresentar Visto dentro do prazo permitido para permanência no Brasil, exceto para LOCATÁRIOS oriundos do Mercosul;
• Apresentar cartão de crédito, com limite disponível para pré-autorização em nome do LOCATÁRIO ou RESPONSÁVEL FINANCEIRO;
• O Responsável Financeiro deverá apresentar a carteira de identidade válida;
• O Green Card não é aceito por ser um documento válido apenas nos Estados Unidos e
• Documentos emitidos por Consulados não são aceitos para locação, porque não substituem o Passaporte.
- パスポートと有効な母国の運転免許証を提示すること
- ブラジルの滞在ビザ(メルコスルの国民は除く)
- 自動車を借りる人、または支払い責任者の名義になっているクレジットカード(利用可能残高にデポジットのための余裕があること)
- 支払い責任者は身分証名書を提示すること
- グリーンカードはアメリカのみ有効のため不可。領事館で発行されたドキュメントもパスポートの変わりにはならないので不可。
レンタカー会社によっては運転免許証のほかに運転免許証の翻訳公証を求めるところもあります。現地の人は日本語で何が書いてあるか分からないからです。
ちなみに僕はブラジルの免許を持っているので、免許証とクレジットカードだけで借りられました。前述したように日本人がブラジルで自動車を運転するのはグレーゾーンなので、借りる人はあくまでも自己責任でお願いします。
ブラジルのレンタカー料金
レンタカー会社によっても、車種によっても値段は異なりますが、一番安いのだとおおよそ1日60レアル(6月17日現在のレートで1,783円)ぐらいからレンタルが可能です。
それにオプションの任意保険を追加すると、だいたい1日100レアル(約3000円)ぐらいになりますね。それにガソリン代、洗車代(20レアルほど)を足したのが費用の合計です。
車種によってはエアコンなしなんていうのもあるのであまり安すぎるのは問題です。あと、基本的に車は全てマニュアル車だということを忘れないでおきましょう。
オートマ車もあるにはありますが、ほとんどが大型車だったり、選択肢はあまりないです。値段においてもマニュアル車と比べると、かなり割高になります。
ブラジルのレンタカーを借りる際にはクレジットカードの残高に注意!
ブラジルではレンタカーを借りる際には、レンタカー会社がまずデポジットのような形で利用者のクレジットカードから一定の料金をブロックします。このことをポルトガル語では「bloqueio caução (保証のためのブロック)」といいます。
これは万が一事故や盗難があったときにレンタカー会社が損失を回収できるようにする予防措置で、レンタカー会社によっては9000レアル(26万7,471円)ほどの保証金を要求してきます。
もちろんこの額は車の返却時に全て戻ってくる(取引がキャセルされる)ので実際に引かれることはありませんが、クレジットカードの利用可能残高が最低でも26万ぐらいないとそもそも車が借りられない、ということになります。
色々なレンタカー会社を比較してみると、どうやら大手になればなるほど保証金が高く設定されているようです。なのでもし利用可能残高が足りない場合にはローカルの小さなレンタカー会社を利用しましょう。ちなみに僕が使ったレンタカー会社の保証金は1200レアル(3万5,662円)でした。
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ブラジルで車をレンタルしたらあとは楽しむだけ!
サンパウロ、リオデジャネイロ、クリチーバなどの大都市を除くと、ブラジルの観光地ではまだまだ交通機関が発達していないため、車があるととても便利です。特に地方の海岸沿いを旅行するなら車は必須ですね。
自分のペースで地元の人しか行かないようなビーチを巡る旅は控えめに言って最高です。地方なら車も少なく、渋滞に捕まることもありません。
場所によっては人がほとんどいない海辺もあって、さながらプライベートビーチのようで、何も考えずにのんびりするにはこんなに素晴らしいことはないでしょう。
VID-20180622-WA0001 from Braz Mak on Vimeo.
ブラジルのレンタカーは日本からでも日本語で予約が可能です。
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