ブラジル人が会話でよく使う単語「negócio」。これを「ビジネス」という意味だと思い込んでいると、場合によっては意味不明な状況に陥るでしょう。そこでこの記事では「negócio」の様々な使い方を紹介します。
ブラジル人ってどんなことでも「negócio」って言いませんか?
言いますね。ポルトガル語のnegócioにはたくさんのニュアンスがあるので、少なくとも代表的な意味は知っておくといいでしょう。
1、ビジネスを意味するnegócio
1、Quero montar um negócio, mas não tenho dinheiro. 私は商売をやりたいんですが、お金がないんです。
2、Muita gente tem o sonho de abrir o próprio negócio. 多くの人は自分の商売をやるのを夢見ています。
abrir/montar/começar um negócioで、ビジネス(商売)を始める、という意味になります。
2、店/会社を意味するnegócio
1、Meu pai tem um negócio no centro. 私の父は中心街に店を持っています。
2、Estou encerrando meu negócio. 私は店(会社)を閉めます。
この場合のnegócioは「comércio 商店」や「empresa 会社」に置き換えることができます。2に関しては文脈によっては「ビジネス(商売)」というニュアンスにもなりますね。
3、取引/商談を意味するnegócio
1、Nós precisamos fechar negócio com aquela empresa. 私たちはあの会社と取引を成立させないといけません。
2、Ontem consegui fechar negócio com meu cliente. 昨日私はクライアントと商談をまとめることができました。
この場合、negócioはビジネスではなく、取引を意味します。英語のdealに相当します。「venda セールス」や「contrato 契約」と置き換えることもできそうです。
4、物事を意味するnegócio
1、Tenho um negócio para te contar. あなたに一つ言うことがあります。
2、Olha que delícia ficou esse negócio. 見て、これ(この食べ物)すごく美味しくできたから。
3、Quem fez um negócio desse? 誰、こんなことしたのは?
なんの名前が分からない物事、またはあえて定義しないものや事柄に対して使うのがこの「negócio」です。とても広い意味を持ち、ポジティブな意味でも、ネガティブな意味でも使えます。
まとめ
以上が代表的な「negócio」の使い方です。ビジネスの場面では1~3、カジュアルな会話の中では4が使われることが多いです。
4の意味を知らずに「negócio」と聞くと、一体なんの話をしているのか混乱してしまいそうですね。ぜひここで覚えて、会話のバリエーションを増やしておきましょう。
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