ポルトガル語の命令形の使い方を解説

imperativo

命令するとき、ものを頼むとき、アドバイスするときなどに使われる命令形(imperativo)。ポルトガル語では命令形も主語によって動詞が活用するので、その点を分かりやすく解説していきます。

ポルトガル語の命令形-肯定文

動詞 parar 主語
eu
pare você
ele/ela
paremos nós
parem vocês
eles/elas

ポルトガル語の命令形-否定文

動詞 parar 主語
eu
não pare você
ele/ela
não paremos nós
não parem vocês
eles/elas

*命令形では動詞を主語より前に持ってくる、もしくは主語を使わないのが特徴です。動詞の活用は接続法(subjuntivo)現在を使います。

ただし、会話の中ではサンパウロを始め、地域によっては直接法(indicativo)現在を使うことが多々あります。

ポルトガル語の命令形 – 接続法現在

Parem vocês!  あなたたち、やめなさい!

Não fale alto! 大声出さないで!

Estude mais!  もっと勉強しなさい。

動詞の接続法現在を使うのが文法的に正しい言い方です。ただ、地域によっては会話ではあまり使われなかったりします。

ポルトガル語の命令形-直説法現在

Me liga hoje! 今日電話して!

Não faz isso!  そんなことしないで。

サンパウロなど一部の地方で会話の中でよく使われる用法です。実際、会話の中では接続法現在より一般的です。

ポルトガル語の命令形-人称代名詞目的格と一緒に用いる場合

文章の場合

Perdoe-me. 私を許して。

Não lhe diga nada.  彼(または彼女)にはなにも言わないでおくれ。

動詞の後に-(ハイフン)、その後に人称代名詞目的格の順番で言います。

会話の場合

*会話だとこれが大分シンプルになるのが特徴です。

1、Me perdoa. 許してくれ。

2、Fala para ele que estou chegando em dez minutos. 10分で着くと言っておいて。

会話では人称代名詞目的格を動詞の前に持ってくることが多いです。ただし、文法的には肯定命令文は代名詞が動詞の後に来るほうが正しいといった意見もあります。

あるいは2のように動詞によっては人称代名詞目的格の代わりにparaを用いてその後に人称代名詞主格を使うことが多々あります。

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