ポルトガル語のláの意味と使い方を解説

ブラジル人が会話で事あるごとに「la(ラー)」というのを聞いたことがないでしょうか。正確には「lá」とアクセントがつきますが、実際どういう意味、ニュアンスで使われてるのか、この記事で紹介していきます。

ブラジル人がよく「ラー、ラー」というのはなんなんですか?

ポル語博士
ポル語博士

直訳すると、「あそこ」や「向こう」という意味ですが、それ以外にもたくさんの使い方があるので詳しく解説しますね。

1、場所を表すlá

1、Estacionei o carro no estacionamento.  私は車を(向こうの)駐車場に駐車しました。

2、 no Rio de Janeiro as pessoas vão para praia todas as semanas.   (あっちの)リオでは人々は毎週ビーチに行きます。

3、Eu já morei lá  na zona leste. 私は(あそこの)東地区に住んだことがあります。

4、 em casa tem um cachorro.  (あそこの)家には犬が一匹います。

この場合の「lá」は自分のいる場所から遠い場所を示します。

2、場所とは無関係のlá

1、

A: Onde ele foi?   彼はどこに行ったんですか?

B: Sei .    (そんなこと)知らないよ。

Sei lá は「知らない」、「知りもしない」、「知ったこっちゃない」といったニュアンスで使われます。

2、

A: Eu lavo a louça. 私が食器を洗うよ。  

B: Deixa para . Vou fazer mas tarde.  いいよ、やらなくて。私は後でやるから。

deixar para は「そのままにしておく」、「やらないでおく」という意味になります。

3、

A: Nos vemos na festa.  パーティーで会おうね。

B: Até!  じゃあまた。

Atéは、até logoや até mais tardeと同じ使い方ができます。「またね」、「また後でね」といった意味になります。

4、

A: Renato não vai vir hoje. ヘナトは今日来ないよ。

B: Tudo bem, vamos , então.  いいよ、それなら行こう。

Vamos láで「行きましょう」、「始めましょう」といった呼びかけの言葉になります。

1~4までいずれもláは場所とは無関係なのが特徴です。また、lá自体には意味がなく、ほかの単語と一緒に使うことで意味を成す、あるいは補助するような役割を担っています。

場合によっては日本語に訳す必要がない、あるいは訳すと逆に変になってしまうのがláなのです。

まとめ

ポル語博士
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以上、ポルトガル語の「lá」についてでした。意味ばかりを追求しようとすると、余計に分かりにくくなるワードなので、láに関してはニュアンスだけを掴むのがいいかもしれませんね。

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