世界中に衝撃を与えたブラジル映画、「シティ・オブ・ゴッド」を見た人も多いかと思います。
ファヴェーラと呼ばれるスラム街の子供たちの凶暴性をフォーカスしたこの映画はオスカーにまでノミネートしました。
見所はなんといってもクライムアクションですが、セリフの中にも面白い表現がたくさんありました。ここに「シティ・オブ・ゴッド」で使われた有名なセリフをまとめてみました。
1、”Na Cidade de Deus se ficar o bicho pega, se correr o bicho morde!”
シティ・オブ・ゴッド(地区の名前)にもし残ろうものなら最悪の目にあう。たとえ逃げたとしてもやっぱり最悪の目にあう。
*O bicho pega. は直訳すると「獣が(あなたを)捕まえる」という意味ですが、「悪いことが起こる」という意味のブラジルの言い回しです。
上の文ではpegar(捕まえる)とmorder(噛む)という2つの動詞を使っていますが、どちらも悪いことを表しておりシティ・オブ・ゴッドに残っても、逃げても結局は悪いことが怒るという意味で使っています。
2、”Virei preibói!”
プレイボーイになったぜ!
英語のplayboyを語源とする言葉です。ポルトガル語風に書かれているのが特徴です。
3、”Malandro não ama, malandro só sente o desejo.”
悪人が人を愛することはない。悪人はただ欲求を抱くだけだ。
*malandroとは「ずるい人」、「他人を騙す人」などに使われる単語です。
4、”Quer tomar tiro no pé ou na mão?”
足に撃たれたいか、それとも手か。
*残虐な子供が仲間に言ったセリフです。
5、”Quem cria cobra amanhece picado”
火遊びする者は火傷する。
直訳すると、「コブラを飼う者は夜明けに噛まれる」となります。
6、”Quem falou que a boca é tua?”
おれの許可なく、喋るな。
直訳すると、「その口がお前のだって、誰が言ったんだ」となります。
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