最近ブラジルで流行っているポルトガル語のヤヤコシイ言葉

dilma

最近といっても結構経つのですが、ジルマ・ルセフが大統領になってからというものブラジルでは頻繁にpresidenta(女性大統領­)という言葉が世間で使われるようになりました。

これはpresidenteの女性名詞としてpresidentaとしています。もともとpresidenteは男性でも女性でもpresidenteと書き、本当だったら語尾にaを付ける必要がないはずの名詞です。

しかしながら女性であることを強調するときに語尾がaで終わるほうが相手に伝わりやすいということもあり、最近では当たり前に使われるようになりました。これは聞きなれない人にはかなりの抵抗があるようで、国内でも賛否両論が沸きあがっています。

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ポルトガル語の単語「presidenta」とは?

男性名詞と女性名詞」でestudante(学生)、artista(芸術家)のように男性 であっても女性であっても語尾が変わらない名詞があることは説明しました。presidenteもこれと同じ種類の単語です。しかしジルマ・ルセフ大統領を表現するのに便利だからかpresidentaがすっかりブラジル社会に浸透しました。

この単語の使い方を巡って特に高学歴の人たちの間に反対派が多く出現し、言語の衰退を指摘する意見が飛び交っています。その一方で昔からpresidentaという言葉は存在したという意見もあり、なんだかヤヤコシイです。実際に辞書によってはpresidentaという言葉を掲載している辞書も少なくありません。

ポルトガル語の代表的な辞表アウレリオのオンライン版にも「大統領の役割を果たす女性」といったように意味がちゃんと掲載されています。

さらにこれと同じ流れで、parente (親戚)をparenta , chefe(上司)を chefaといった使い方まで普通になってきました。かといってestudanteをestudantaとは決して言わず、その辺は国民にどう受け入れられているかが鍵となりそうです。

これが正しい、これが間違っていると決めてくれれば、学習者にとっては一番簡単なのですが、言語は一筋縄ではいかないという良い例だと思います。実際どちらを使うかはその人の選択の自由です。ただ、テストやフォーマルな文章ではpresidenteと書いたほうが無難でしょう。それにしてもポルトガル語もどんどん変化していきますね。

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