ブラジルでよく目にする木の実といえばココナッツ。道端でも普通に売られていて果実から出るジュースを飲むことは一般的です。しかしながらポルトガル語の「ココナッツ」の発音は注意が必要です。間違えると大変なことになりますよ。
ポルトガル語のCOCO、CÔCO、COCÓ、COCÔの違い
coco
ポルトガル語のココナッツは「coco」とアクセスを付けないで書くのが正しいスペルです。
ちなみにココナッツジュースのことは「água de coco」といいます。なぜか「suco de coco」とはいわずに、「água de coco」といいますね。ココナッツジュースは果汁という感覚ではなく、あくまでも水という感覚なのかもしれませんね。
例:Roberto foi à praia e tomou uma água de coco. ホベルトはビーチに行き、ココナッツジュースを飲んだ。
よくある間違いは、「côco」とアクセントを付けてしまうことですが、「côco」という単語は存在しません。
ブラジル人の多くがココナッツというときに「côco」と最初の音節にアクセントをつけたがるのは、「cocô」とはっきり区別をつけるためにそうしているようです。「cocô」の意味は次の項目で解説します。
cocô
さて、問題の「cocô」ですが、これは「うんち」や「糞」を意味する単語で、ココナッツとは似ても似つかない単語なので注意が必要です。間違っても「água de cocô」なんて言わないようにしましょう。
例:O cachorro fez cocô no chão. 犬が床に糞をした。
fazer cocôで「うんちをする」、「糞をする」という意味になります。
Cocó
似た発音に「Cocó」というのもありますが、これはセアラ州フォルタレーザの地区の名前や川の名前に使われています。こちらも発音がとても似ているので要注意ですね。
例 O rio Cocó é um rio brasileiro do estado do Ceará. ココ川はブラジル、セアラ州にある川のことです。
ポルトガル語のCOCO、COCÔの発音
では発音の違いを聞いてみましょう。以下はアクセント表記の解説をしている動画ですが、発音の違いもこれで分かるかと思います。何度も聞いてくれぐれも間違えないようにしましょう。
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