ブラジル・ポルトガル語の資格Celpe-Bras徹底解剖

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Celpe-Brasとはブラジル・ポルトガル語の能力を測定する試験で、ポルトガル語版TOEICやTOEFLといったところでしょうか。ブラジル政府公認の唯一の外国人向けのポルトガル語の資格です。今回はそんなCelpe-Brasを紹介したいと思います。

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 ブラジル・ポルトガル語資格Celpe-Bras

Celpe-Brasの試験の内容は筆記試験が3時間、口頭試験が20分と合計3時間20分の長時間に及びます。TOEICやTOEFLとの違いは得点が出るのではなく、合格者にそれぞれ中級(Intermediário)、中級の上(Intermediário Superior)、上級(Avançado)、上級の上(Avançado Superior)といった4段階にレベル分けされた認定書が与えられるところです。

日本の試験会場は京都外語大学のみだそうです。同大学は「 この試験は謂わばブラジル版トッフル(TOEFL)で、合格者には、ブラジルの企業でポルトガル語を生かす仕事に就く場合に評価され、ブラジルの大学院へ入るとき資格として認められます。 」としていますが、実際はブラジル国内ではCelpe-Brasの認知度はかなり低く、ブラジルのブラジル企業でCelpe-Brasの資格を求められることは少ないです。

それよりもむしろ、日本や海外でブラジル企業、もしくはブラジル政府関係の仕事に就く際に役立つのではないかと思います。

ではここで過去問題の一部を紹介したいと思います。

筆記試験

3時間にも及ぶ筆記試験は過去問題を見る限り、正しい答えを選ぶマルチチョイスの問題ではなく、全てが問題の指示に従って文章を書く論文のような形になっています。

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問題

ボリス・ファウストの新しい著書「Memórias de um Historiador de Domingo」についての彼のインタビューを2回聞き、その情報を基にあなたの町の大手の新聞に掲載するつもりで宣伝文を書きなさい。作者を紹介し、本のタイトルの説明を入れること。

問題がとてもユニークですね。答えがひとつでないだけに、その分難しく、文章力だけではなく、アイデアや発想が必要な問題です。

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問題

あなたがブラジル産宝石のオンラインショップのオーナーだと想像してください。ある客が、エメラルドやダイヤモンドのような(高級)宝石じゃないんだからと紫水晶の値段を下げるように頼んできました。下の文章を基に、この客に、価格が適正であることを納得させるようなEメールを書きなさい。

テストらしからぬ、日常で使うポルトガル語を題材にしているのが面白いですね。ポルトガル語のビジネスメールの書き方などは、普段書いていない人には戸惑ってしまうかもしれません。

口頭試験

口頭試験は20分と筆記試験に比べて短めです。しかし問題はなかなか手ごわそうです。

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テーマ  

POR QUE NÃO DEIXAR PARA AMANHÃ?  (明日やればよくない?)

この新しい本によると、5人に1人は目の前の仕事を後回しにするスペシャリストだ。 

ステップ1、 テキストを読んで、写真を観察しなさい。 

ステップ2、 写真が表している状況を描写しなさい。 

ステップ3、 この本に書いてある統計についてあなたはどう思いますか。

以上のようなことを話して伝えるのが口頭試験の内容です。これも答えがひとつじゃないだけに、難しいですね。試験官は的確な答えを求めるのか、それともポルトガル語の文法的に正しい答え方をすればいいのか、どこでポルトガル語力を判断するのか疑問ですね。

試験官のさじ加減で点数が大きく左右してしまいそうな気もします。いずれにしろ、試験を受けてみること、またはそのための準備をすることでスキルアップにつながることは間違いありませんね。人によっては資格を取るのが好きで、そのために頑張って勉強するという人もいます。実際に役立つかどうかは取ってみてから分かることでしょう。

日本でのCelpe-Brasの申し込み

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